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腰のヘルニア(腰椎ヘルニア)


椎骨と椎骨の間には椎間板というものがあり上下の椎骨からの圧力により押しつぶされて椎間板の繊維輪や中心の髄核が飛び出し、脊髄からの枝の神経を圧迫しシビレや痛み、違和感、知覚異常(感覚異常)、などを引き起こすのが椎間板ヘルニアというものです。

それが腰で起きているのです。

腰椎椎間板ヘルニアの言葉を分解すると・・・

腰椎(腰の骨)

椎間板(椎骨と椎骨の間の軟骨)

ヘルニア(hernia:臓器の一部が本来あるべき腔から逸脱した状態)

合わせると「腰椎の椎間板が正常な位置から飛び出している」ものなのです。

 

原 因

 

腰への負担・・・重量物を持ち上げる、長時間の中腰により椎間板へ負担がかかります。

姿勢の悪さ・・・デスクワーク・車の運転などの長時間の同じ姿勢で腰の椎間板にストレスが加わりふとした動作で痛みが発生します。

スポーツ・・・身体のひねりや衝撃が激しいスポーツで起こりやすいです。ラグビー・ウエイトリフティング・柔道など首に負担のかかるスポーツでもヘルニアになるリスクがあります。

交通事故・・・交通事故により腰にかかる大きな衝撃がきっかけになり発生します。

比較的若い20代~30代の男性に多いですが、40代、50代の方にも起こります。

運動不足により筋力が低下している人や妊娠中の女性。肥満の方なども腰(椎間板)に負担がかかるのでヘルニアになりやすいです。

 

症 状

 

大きく分けて二つのタイプがあります。

片側性のシビレや痛み

一側の大腿部(太もも)や下腿部(すねの部分)の特定の領域に激しい痛みや放散痛が生じるタイプがあります。数日間、腰痛とよく似た鈍痛・違和感などの下肢(足)への症状がみられます。シビレや足先へと続く痛みがあれば疑います。

両側性のシビレや痛み

腰の椎間板の飛び出す方向が中央に飛び出す場合は両側にシビレがあります。

腰椎ヘルニアの典型的な症状は腰や下肢への「痛み」や「しびれ」です。

そのほか、重い感じ。筋肉痛のような痛み。違和感。だるい。など表現は様々です。

どの場所に痛みやしびれが出現するかは、脊椎のどの部分で椎間板ヘルニアが起こっているのかによって変わります。

腰椎椎間板ヘルニアは、腰、大腿部、下腿部足の指に痛みやしびれといった症状が現れます。腰椎の上位(第1,2,腰椎)だと大腿部に違和感や痛み、シビレが出現しやすいです。

腰椎の下位(第4,5)だと下腿部に違和感や痛み、シビレが出現しやすいです。

 

発生部位

 

特に下部の腰椎(第4/5腰椎)に発生しやすいです。

腰の構造上一番負担のかかる場所になります。

 

徒手検査法

 

SLRテスト・・・患者は仰向けなり患側(シビレの出ている側)の股関節を曲げていきます。この時膝は伸ばしたままです。0度から70度くらいの角度の間で痛み、シビレが坐骨神経ラインに出現したら陽性とします。

ブラガードテスト・・・上記のSLRテストが陽性だった時にヘルニアという疑いを強めるために行います。SLRテストでシビレや痛みの角度から少し下げて足関節を背屈(つま先を上げる)します。この時にしびれや痛みが坐骨神経ラインに出現したら陽性とします。

FNSテスト(大腿神経伸展テスト)・・・大腿神経は腰から枝を出していて太ももの前を通ります。その神経を伸ばす検査法になります。

患者はうつ伏せになります。術者は膝を曲げ、膝を天井方向へ上げていきます。これにより大腿神経が伸ばされ、太ももの前に痛み、シビレが出現すれば陽性とします。

ケンプ徴候・・・立位(立った姿勢)or座位(座った姿勢)で右から振り向いてもらいます。又は左から。そして、若干後ろへと倒れてもらいます。この時にしびれや痛みが坐骨神経ラインに出現したら陽性とします。

SLRテスト、FNSテストなどは痛み、しびれを誘発させる検査法なので痛みがひどい時はやらない場合があります。ベットに寝ることができない場合はできません。

 

治療法

 

病院ではレントゲン、MRIなど画像検査をし、治療法として保存療法が基本になってきます。腰椎の牽引療法やコルセット固定、筋弛緩剤や消炎鎮痛剤、内服薬を用いるようです。

 

予防法

 

座る時の姿勢で前のめりになったり、後ろにのけぞる姿勢にならい。

前かがみの姿勢には注意する

腰に疲れをためない

痛みがある時の寝方は横向きがおすすめ!!(膝を曲げて海老のように寝ると楽)

どうしても仰向けが良かったら(膝の裏にクッション等を入れると楽)

とにかく腰の椎間板に負担をかけすぎないことになります。

 

つばめ鍼灸接骨院では

 

つばめ鍼灸接骨院では問診で、いつ、どこで、何をして痛くなったのかを聞き。患者さんの痛みやシビレの状態、いつ痛くなるのか、どのような痛みか、動きで痛いのか、体のどこに痛みがあるのか、などを聞いていきます。

触診で腫れはあるか、熱はあるか、押すと痛みはあるのか、肌の状態はどうなっているかなども確認していきます。

徒手検査も行いますが、出来るかどうか状態をみながら行っていきます。痛みが強すぎる場合は徒手検査を行わない場合もあります。

総合的な判断で椎間板ヘルニアの発生部位を見つけていきます。

頚椎ヘルニアなら鍼の施術をおすすめいたします。鍼がピンポイントに原因の場所へアプローチできる為、症状軽減に効果大です。

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